鶴見合戦 -『太平記』にみる横浜- 企画展
横浜市鶴見地域は、ふるくから鶴見川と鎌倉道の交差する、物資の流通の面で重要な場所であると同時に、戦乱に際しては常陸国や房総方面から鎌倉へ攻め込んでくる軍勢をくい止める、防御地点でもありました。鎌倉時代末~室町時代に鎌倉の領有をめぐって争いが繰り返される中、鶴見で2度の合戦がおこります。一つは元弘3年(1333)に鎌倉幕府が滅亡する際に、金沢貞将が鶴見あたりで戦いに敗れて鎌倉に戻ったもの、もうひとつは建武2年(1335)7月24日、鎌倉の奪還を謀り、信濃国で挙兵した北条時行の軍勢が鶴見で交戦する、中先代の乱といわれる争乱の一部です。この乱をきっかけに足利尊氏は建武政権に反旗を翻して、時代は南北朝時代に突入します。本展覧会では、鶴見で起こった2度の戦いを「鶴見合戦」と呼び、当時の政治状況と横浜の関わりや、戦いの様子、また軍記物語『太平記』の描く世界を紹介します。
開催概要
- 観覧料
企画展常設展・企画展セット一般500(400)700(560)高・大300(240)400(320)小・中100(80)150(120)☆( )は20名以上の団体料金
展示構成
■展示構成■
Ⅰ太平記時代のはじまり
1.鎌倉幕府の終焉前夜 2.新田義貞の鎌倉責め
3.南北朝時代の横浜とその周辺
Ⅱ二つの「鶴見合戦」
1.「鶴見合戦」① 2.「鶴見合戦」②
3.軍勢の来た道-鎌倉街道-
Ⅲ横浜の『太平記』の舞台
1.中世の鶴見 2.「武蔵国鶴見寺尾郷絵図」の世界
3.鶴見の領主-諏訪氏と寺尾城ー
主な展示品
■主な展示資料■
・太平記絵巻(国立民俗博物館蔵・埼玉県立歴史と民俗の博物館複製)
・北条高時書状(鎌倉国宝館蔵)
・◎北条貞時十三忌供養記(鎌倉円覚寺蔵) ※11/7~11/25
・◎神皇正統記(國學院大学図書館蔵)
・◎絹本着色後醍醐天皇画像(藤沢市清浄光明寺蔵) ※10/28~11/10
・後醍醐天皇論旨・成良親王令旨(鎌倉市浄光明寺蔵)
・足利直義安堵状・新阿弥陀堂供僧以下料田坪付注文(栄区證菩提寺蔵)
・伝足利尊氏倚像(足利市鑁阿寺蔵)
・◎武蔵国鶴見寺尾郷絵図(神奈川県立金沢文庫蔵
・◎銅造阿弥陀如来座像(鶴見区松陰寺蔵)
・霊簿(鶴見区健功禅寺)
・祇園城出土遺物(小札、鋲など)(小山市教育委員会蔵)
・月山和尚頂相(常陸太田市正宗寺蔵) ※10/23~11/25
・豊島範泰軍忠状(独法国立公文書館蔵)
・隼人佑集禁制 ※10/23~11/3
・足利尊氏画像 ※11/11~11/25 他
◎は国指定重要文化財 ※は会期中展示替あり
関連事業
■担当学芸員による展示解説■
(フロアレクチャー)
11月 3日(土)11:00~ 14:00~
11月17日(土)11:00~ 14:00~
※定員30名。当日先着順(受付は30分前から)参加料は無料、ただし、企画展チケットが必要です。
■講演会■
「鶴見合戦」の資料をよむ
11月11日(日)午後1時 博物館講堂
「横浜市域の中世道遺構」 岡陽一郎(青山学院大学非常勤講師)
「石川義光軍忠状の背景」 小国浩寿(都立一橋高校教諭)
「横浜市域の土地争論」 阿諏訪青美(当館学芸員)
定員:170人 資料代:500円 申込み締め切り10月30日消印有効
南北朝内乱期を探る(Ⅰ)(Ⅱ)
11月18日(日)午前10時30分(Ⅰ)午後2時(Ⅱ)博物館講堂
(Ⅰ)「南北朝内乱の武士と戦い」 近藤好和(神奈川大学経済学部特任教授)
(Ⅱ)「新田義貞の鎌倉攻めと気候変動」
磯貝富士男(大東文化大学文学部准教授)
定員:170人 資料代:500円 各回毎に往復ハガキに住所・氏名・電話番号を明記のうえ「横浜市歴史博物館」までお送り下さい。申込み締め切り11月6日消印有効。
■バスツアー■
3つの博物館めぐり
11月4日(日)
神奈川県立金沢文庫・川崎市民ミュージアム・当館の各館展示を1日で見学します。解説付き。
定員:20人 参加費:2500円(昼食持参、入館料込)
申込み締め切り10月25日消印有効
畠山重忠館跡見学と鎌倉街道上の道をあるく
11月15日(木)
埼玉県嵐山町の畠山氏館跡を見学し、同県毛呂山町の鎌倉街道を歩きます。
定員:40人 参加費:4000円(昼食持参)
申込み締め切り10月30日消印有効
往復ハガキに住所・氏名・電話番号を明記のうえ「横浜市歴史博物館」までお送り下さい。
■ウォーキングツアー■
国指定重要文化財「武蔵国鶴見寺尾郷絵図」をあるく
11月22日(木)
絵図に描かれた場所や鶴見の名所をめぐります。解説付き。
定員:30人 申込み締め切り11月6日消印有効
往復ハガキに住所・氏名・電話番号を明記のうえ「横浜市歴史博物館」までお送り下さい
展示図録
あり