杉原千畝と命のビザ |シベリアを越えて 企画展
杉原千畝は、第2次世界大戦中「命のビザ」を発給した外交官として有名です。千畝は1940年のリトアニアにおいて、ナチス・ドイツの迫害により命の危険にあったユダヤ避難民等へ、大量の日本への通過ビザを発給し続け、6千人もの人びとを救済したといわれます。その勇気ある人道的行為は世界的に高く評価されています。
本展は長年にわたり千畝の足跡を追い続けてきた写真家寿福滋氏の写真展です。展示内容は、「命のビザ」を得た避難民の自由への逃避行をたどるもので、新たに中継地としての横浜を位置づける写真を展示します。合わせて千畝の事績を示す関連資料や遺品等も展示します。
昨年2015年は、戦後70年の年であり、風化しつつある戦争の記憶を再認識すべき年でもありました。その年の9月に、岐阜県八百津町などが所有する「杉原リスト」が、ユネスコ記憶遺産の候補に選定され、日本中から注目を集め、その余韻は今でも続いています。このような時期に開催される本展が、「命のビザ」の物語をより広く市民の方に知っていただき、後世に伝える機会になれば幸いです。
開催概要
- 開館時間
- 9:00~17:00
- 休館日
- 月曜日(ただし10月10日は開館)、10月11日(火)
- 観覧料
無料
- 主催
- 横浜市歴史博物館
企画展
展示構成

プロローグ 「命のビザ」
1. アウシュビッツ(ポーランド)
2. ワルシャワ(ポーランド)
3. カウナス(リトアニア)
4. モスクワ(ロシア)
5. シベリア鉄道(ロシア)
6. ウラジボストークから敦賀
7. 神戸から上海
8. エルサレム(イスラエル)
9. ニューヨーク・岐阜県八百津町
10. 横浜・鎌倉
エピローグ 「人間杉原千畝」

寿福 滋(じゅふく・しげる)プロフィール
1953年神戸市生まれ。横浜港北ニュータウンの埋蔵文化財撮影で活躍。その後フリーとなり関西を中心に美術・文化財を専門に撮影。アウシュビッツを訪れて以来、ライフワークとして命のビザを手にした人々の旅路を取材。
主な展示資料


- 寿福滋氏撮影写真
- 命のビザレプリカ
- 杉原千畝遺品
- 日本郵船関係資料
開催概要
関連事業
・講演会「命のビザの歴史的背景―1940年前後のヨーロッパ情勢―」
日時:10月30日(日)14:00~15:30
講師:外務省外交史料館 課長補佐 白石仁章氏
定員:170人
参加費:500円
会場:講堂
事前申込み制:WEBまたは往復はがきにて 締切10月12日(水)17:00
日時:10月1日(土)、10月10日(月・祝)、11月3日(木・祝)、11月27日(日)
各日とも11:00~、14:00~ 1時間程度
定員:各回30人(当日先着順 ※開始10分前に企画展示室前で受付をはじめます)
参加費:無料
会場:企画展示室
展示図録
あり(詳細決定次第ご案内します)